しじみについて知りたい!

しじみとあさりの違い

しじみとあさりは同じ二枚貝で、いずれも貝塚から貝殻が出土しているなど、古くから日本で食用とされてきたという共通点があります。ただ、同じ二枚貝でも、しじみとあさりにはさまざまな違いがあります。しじみとあさりの違いについて、説明していきましょう。

違いその1・住んでいる場所

まず、しじみは海に比べて塩分が薄い汽水域に住んでいます。島根県の宍道湖をはじめとする汽水湖や、利根川の河口付近が生産地となっているのは、このためです。これに対して、あさりは同じ汽水域でもしじみと比べて塩分が強い場所に住んでいます。あさりが海岸線付近で多く採取できるのは、汽水域ではあっても比較的塩分が強めだからです。これはあさりの餌がしじみと比べ、塩分が多いところで豊富になっているためです。このため、砂抜きを行う場合、あさりの方が塩分の多い水を使うことになります。

違いその2・サイズ

しじみは二枚貝の中でも比較的小さく、成長しても3~3.5センチといったところです。これに対してあさりはややサイズが大きく、4センチぐらいになることが平均的です。ちなみにあさりの餌は海岸線から離れるほど多くなるため、沖の方に住んでいる個体ほどサイズが大きいとされています。

違いその3・含まれている栄養素

同じ二枚貝であっても、しじみとあさりでは含まれている栄養素が大きく違っています。

オルニチンやカリウムが多いしじみ

まず、しじみには肝機能アップ効果があるとされているアミノ酸・オルニチンが多く含まれています。細胞分裂を促し、貧血防止効果があるとされるビタミンB12や葉酸の含有量も多くなっています。また、骨の原料であるカルシウムや、ナトリウム排出を促すカリウムも多く含まれていますので、骨の強化や高血圧予防効果が期待できます。カロリーは100グラム当たり64キロカロリーです。

タウリンやマグネシウムが多いあさり

これに対して、あさりに多く含まれているアミノ酸は、動脈硬化予防に役立つとされているタウリンです。ビタミンB12はしじみと遜色ないレベルで含まれていますが、葉酸が少ないのが気になるところです。また、あさりにはカルシウムはそれほど多く含まれていませんが、骨を丈夫にするために必要となるマグネシウムとリンが含まれています。特にマグネシウムはしじみにはあまり含まれていません。カロリーの方は100グラム当たり30キロカロリーで、しじみの半分以下となっています。肝機能アップならばしじみ、動脈硬化防止ならばあさりが向いているといったところでしょうか。