しじみについて知りたい!

しじみに含まれる鉄分

しじみに含まれているミネラルの中には、貧血対策には欠かせない鉄もあります。ただ、しじみに鉄が含まれていることが、C型肝炎などによる肝機能障害を抱えている人にとって摂取制限につながっているという、ちょっと困った面もあるのです。

鉄にはどのような働きがあるの?

鉄の働きとしては、赤血球内のヘモグロビンの原料であるため、貧血対策が期待できることはよく知られています。また、老化の原因となる活性酸素を分解してくれるSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)という酵素の生成促進効果も見込めます。

貧血対策

貧血の原因のひとつは、赤血球内で酸素の運搬を担当しているヘモグロビンというタンパク質の不足です。ヘモグロビンの原料のひとつは鉄であるため、鉄の摂取によってヘモグロビンの生成量を増やせば、貧血対策になるとされています。貧血対策には鉄以外にも、ヘモグロビンの生成に欠かせない亜鉛、赤血球を増やすために必須となるビタミンB12と葉酸が必要です。しじみにはこれらの栄養素もすべて含まれているため、鉄を十分に生かすことができそうです。

アンチエイジング効果

活性酸素は病原菌を退治して免疫力を高めてくれる半面、正常な細胞まで傷つけてしまうという問題があります。傷つけられた細胞を持つ器官は劣化し、老化を招いてしまうというわけです。老化防止のためには活性酸素分解酵素であるSODの生成促進が欠かせませんが、SODの原料のひとつが鉄なのです。しじみに含まれている鉄を活用し、SODの生成量を増やせれば、活性酸素を減らしてアンチエイジング効果につながる可能性があるのです。

肝炎患者の摂取制限は鉄が原因

しじみは肝機能をアップさせるとされているアミノ酸・オルニチンが含まれているため、肝機能障害の予防に摂取している人も多いでしょう。ただ、C型肝炎やNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の患者の場合は、しじみの摂取に制限がかかります。C型肝炎やNASHの場合、肝臓に鉄がたまって過剰になり、活性酸素が生成されやすくなっているのが問題なのです。鉄を含むしじみを摂取すると、鉄が過剰になってしまう可能性があるため、摂取を制限せざるを得ないというわけです。オルニチンの効果に期待をかけたい状態にありながら、本来は必要なはずの鉄のためにしじみの摂取制限がかかってしまうのですから、難しいところです。特にNASHは不摂生が原因となりますので、発症する前にしじみのオルニチンによって予防しておいた方がよさそうですね。

参考
肝機能を高めてくれるオルニチン
http://www.davidstreetsbeverlyhills.com/kannkinou.html
オルニチンと肝機能
http://www.chambercantontx.com/kannkinou.html
しじみに含まれる鉄分
https://www.theoldvillageinn.com/i.html