しじみについて知りたい!

国内のしじみの産地

しじみは海水と淡水が混じり合っている汽水域に住む生き物で、場所としては河口付近や汽水湖など限られています。その中でも、しじみの漁獲量が多い場所というのは、ある程度決まっています。国内のしじみの産地はどこなのか、平成27年の都道府県漁獲量ベスト5を紹介していきましょう。

1位・島根県

松江市と出雲市にまたがる汽水湖・宍道湖があり、日本最大級のしじみの産地となっています。平成28年の漁獲量は4006トンで、全体(9583トン)の4割超を占めています。宍道湖の面積は約80キロ平方メートルと、他の生産地に比べて広いのが、漁獲量が多い理由のひとつです。一時は不漁などが原因で2位に転落していましたが、地元の水質改善に向けた努力の結果、漁獲量が増えて1位に返り咲いています。

2位・青森県

平成28年の漁獲量は3147トンと、全体の3割超を占めています。1位の島根県と合わせると全体の7割を超え、国内のしじみはほぼこの2県のものと考えていいかもしれません。十三湖や小川原湖といった汽水湖が主な生産地で、一時は島根県を抜いて1位となっていた時期もあります。

3位・北海道

平成28年の漁獲量は928トンで、全体の1割弱程度と上位2県とは差がありますが、他の産地と比較すると2倍前後となっています。汽水湖である網走湖のある網走市が、北海道のしじみ生産の8割を占めています。また、幌延町の汽水湖・パンケ沼や天塩川の下流の汽水域など、西部にも生産地があります。

4位・茨城県

平成28年の漁獲量は495トンと、3位の北海道の半分程度ですが、関東では最大のしじみ産地です。北海道を抜いて3位になっていた時期もあります。主な生産地は汽水湖である涸沼や、利根川の下流域です。地元では「ひぬまやまとしじみ」のブランド名で、広く売り込んでいます。

5位・東京都

意外に思われるかもしれませんが、東京都もしじみの漁獲量が多いのです。かつては江戸前しじみと呼ばれ、落語のネタにもなっていたほどです。平成28年は381トンですが、4位の茨城県とほとんど変わらない生産量の年もあります。主な生産地は江戸川や荒川の下流にある汽水域です。最近の水質改善で多摩川の下流でも捕れるようになり、ニュースになったこともあります。

まとめ-しじみが住める環境を守ろう!

国内のしじみの生産量は減少傾向で、現在ではロシアなどからの輸入品の方が多くなっています。それだけに国産品は貴重なので、環境の悪化によってしじみの漁獲量減少につながってしまうようなことにならないよう、気をつけていく必要があります。

参考
国内で摂れる蜆の産地
http://tokyo-apparel.ivory.ne.jp/01.html